この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
愛は奪うもの。故に我は貴女を奪う。
第1章 寂しい体

「それは困る」美緒の肩を抱いた男の顔が不機嫌になる。
「どうしてですか?」
「どうしてって、今更何を言ってるんだ。そんなことできないって君も分かってるじゃないか」
「・・・」
「そうだ、また旅行に行こう。一泊で温泉に行って・・」島田はそう言いながら、女の肩を引き寄せ頬に口づけをする。
「違う。そういうことじゃないわ」
「それじゃあ、どういうことなんだ」
「旅行のように特別じゃなく、日常的なわたしの生活の中で、あなたと一緒にいたいんです」
「だからそれは」
「できないわね。分かっています」美緒はため息をついて、裸の身体に巻きつけたシーツを顔のあたりまで引き上げた。
「どうしてですか?」
「どうしてって、今更何を言ってるんだ。そんなことできないって君も分かってるじゃないか」
「・・・」
「そうだ、また旅行に行こう。一泊で温泉に行って・・」島田はそう言いながら、女の肩を引き寄せ頬に口づけをする。
「違う。そういうことじゃないわ」
「それじゃあ、どういうことなんだ」
「旅行のように特別じゃなく、日常的なわたしの生活の中で、あなたと一緒にいたいんです」
「だからそれは」
「できないわね。分かっています」美緒はため息をついて、裸の身体に巻きつけたシーツを顔のあたりまで引き上げた。

