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ほのぼのした時間を
第9章 酔うと可愛い!?
コップに水を入れて、春人に渡した。
「ありがとー。茜さんスーツやけど、今帰ってきたん?」
「うん。今日は残業だったの…」
「メシは?」
ご飯のこと忘れてた…
「遅いから、食べないで良いかなって…」
「お腹空いてるやろ?ちゃんと食べやな…食べてへんから、童顔になったんちゃう?」
「……人が気にしてることを!!てか、食べないのと童顔って関係ないわ!!」
「分かった!俺が作るー」
そう言うと、冷蔵庫を開けて中を物色し始めた。
白だしと卵を取り出して、冷やご飯を鍋に入れた。
水と白だしを投入して火にかけ、溶き卵を流し入れて、雑炊の完成。
「はい、どうぞ」
「あ、ありがとう。いただきます…」
うん、美味しい…
酔ってても、普段の味付けは変わらない…
春人はニコニコしながら、私の食事を眺めてる…
「美味しーい?」
「う、ん…美味しいけど、そんなに見られたら食べにくい…」
「ええやん。茜さんが食べてるとこ可愛いから」