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ほのぼのした時間を
第2章 おじちゃん
テーブルを端に寄せて、スペースを作る。
「いち、に、さん!」
曲が始まり3テンポ置いてから、涼介と息を合わせてステップを踏む。
光ちゃんはスマホを掲げて曲を流し、ヨシは空箱を抱えてポンポン叩く。
光「はい、終わり」
慣れないカーペットの上でやったから、ちょっと疲れたな…
瑞樹の方を見れば、嬉しそうに拍手している。
「しゅごーい!」
涼「へへ、瑞樹分かるか?ギター弾きながらツーステすんのどんだけ大変か」
「??」
義「4歳児にツーステの大変さ分からんやろ…」
涼「瑞樹は俺ら兄ちゃんの中で誰が好き?」
そんなん俺に決まって…
「こうちゃーん」
光「え、俺?」
「……」
そう言いながら、光ちゃんの脚に抱き付いた。
抱き上げられて整った顔を間近に近づけられて、照れてる瑞樹。
おじちゃんとしては、めっちゃショックやな…
「えへへー」
光「ははは、可愛いなー。ありがとう」
涼「4歳でも長身イケメンの方が好きなんか!」