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ほのぼのした時間を
第11章 ハロウィン
結局、3人がかりでスーツに着替えさせた。
仮装は仕方ない、メイド服着せられるよりマシだと思えば…
鏡に映った自分の姿に、仮装を嫌がっていた気持ちが全て吹き飛んだ。
スーツは女性が着るコスプレ用なので、男性用と比べると小さめ。
身長を高くする為のシークレットブーツまで用意している徹底ぶり。
髪の毛と化粧は、先程出てきた2人に施してもらった。
後ろ髪は1つにしてお団子にしてからハットを被り、中に髪の毛を隠すようにしている。
化粧は宝塚のようなクッキリした付け方では無く、女性らしさ醸し出すメイクとなっている。
全身を映しながら様々な角度から眺めていると、感動してしまった。
プロの手で、ここまで変えられるなんて…
自分じゃないみたい…
「ちょっと茜ー!ノリノリじゃない。さっきまで嫌々だったのに…」
「…いやー、プロって凄いなって」
「凄い似合ってるよ。茜が着なかったメイド服は、今度ヒロくんとのプレイに使おっと」