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ほのぼのした時間を
第13章 おじちゃん3

兄貴、子どもの口約束に嫉妬してるんかよ…
でも、可愛い姪っ子を他の男に取られるのはちょっと嫌やな…

「えー、瑞樹はおじちゃんと結婚してくれるんじゃなかったん?」
「はりゅはお姉ちゃん大好きでしょ。お姉ちゃん泣いちゃうからアカン」

5歳ながらもちゃんと分かってるんやな…

「そうやな。俺にはお姉ちゃんが居てるから、瑞樹とは結婚出来へんな」
「うん、みずは和也くんのお嫁さんやから」

瑞樹は新しいページを開くと、白いクレヨンでグルグルと何かを描いている。

「何描いてるん?」
「んー、はりゅのわたあめ!」
「おっ、わたげを描いてくれてるんか、ありがとうな」

頭の部分に耳を描き、黒のクレヨンを手に取った。

「んー、出来たー!」
「おー、上手いなー!」
「はい、わたあめにあげてな」
「おう、ありがとう。わたげも喜ぶわ」

えへへと笑うと、瑞樹のお腹が小さく鳴った。

「…はりゅー」
「お腹空いたんか?」
「うん」
「もうお昼やもんなー。よし、俺が何か作ったるわ」



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