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ほのぼのした時間を
第13章 おじちゃん3

冷蔵庫には、焼きそばの具材が入っている。

「今日のお昼は焼きそばってママが言ってた」
「作るから、瑞樹はお絵かきの続きしときな」

野菜をカットしてから、フライパンでスクランブルエッグを作る。
焼いた玉子を取り出して、豚肉と野菜と麺を炒め、少し水を入れて蒸し焼きにする。
水気が無くなったら玉子を戻し、粉末ソースをかけてさっくりと混ぜ合わせて完成。

「瑞樹、出来たでー。食べる前に手洗いせえよ」
「はーい!」

手を洗い、席に着くとパクリと焼きそばを頬張った。

「どう?」
「おいひい!」
「良かったー。いっぱいあるから、沢山食べろよー」

粉末ソースのやつは久しぶりに食べたけど、やっぱり美味いな。

「ママの作る焼きそばとどっちが美味しい?」
「ママの!」
「そうかー。おじちゃんもご飯作るんやけど、ママには敵わんか」

「でも…」と落ち込んだ顔で続けた。

「パパの作るチャーハンが1番おいしい…」
「そうか。パパもお昼作ってくれるんやな」
「パパ怒ってるんかな?和也くんと結婚したらアカンって言ってたから…」




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