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ほのぼのした時間を
第13章 おじちゃん3
兄貴の似顔絵を描いた画用紙を、兄貴に渡した。
「これ…パパ描いてん」
秋「そうかー。ありがとう瑞樹。ごめんな、和也くんの事悪く言って。瑞樹の大切なお友達やもんな?」
「そうやで!和也くんも好きやけど、パパも大好きやで!」
秋「うん、そうやな…小っちゃい子に嫉妬したりして…パパは心が狭いよな…」
瑞樹を抱き寄せて、兄貴は独り言を呟く。
瑞樹と兄貴はもう大丈夫やな。
秋「はる、すまんな…瑞樹の世話させて」
「ええよ。俺も瑞樹と遊べて楽しかったし」
秋「瑞樹、はるに遊んでくれたお礼言うときや」
「うん。はりゅありがとう!」
ホンワカした笑顔を向けられ、可愛すぎてニヤケで顔面が溶けるかと思った…
ーーーーーーー
晩飯前に妹の夏美も帰って来て、皆で両親世帯のリビングで食卓を囲む。
テーブルには俺の好物と瑞樹の好きなサーモンの刺身が並べられている。
「兄貴、ギックリ腰になったん?」
秋「いや…ただ最近仕事で重たい物持ち過ぎてたから、腰に負担かかってるって医者に言われた」