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ほのぼのした時間を
第3章 日常2
4.ドラマCD
「…はぁ、やっと終わった」
ようやく耳元の甘い刺激から逃れられた…
親友の美咲の家でエッチなCDを聴かされていた。
官能小説家である美咲は、最近女性向けドラマCDの脚本も行ってるんだとか…
私はCDを聴いてどんな反応をするか見られる、被験者的立場…
3本もイケボのエッチシーンを聴かされると、恥ずかしい上にしんどい…
謝礼が出るからいいんだけどね。
「茜ってほんと耳弱いよね」
「関係ないと思うけど…」
耳元でイケボに囁かれて、平気な人なんて居ないでしょ…
しかも水音まだリアルだし、本当にエッチしてるみたい。
「最後にもう一本!」
「まだ聴くの…」
「これは特別なやつだから、お願い聴いて」
懇願されるので、仕方なくヘッドホンを装着した。
『はぁ、もっと俺のこと欲しがって…そう。言って、俺の何をどこに挿れて欲しいん?』
「わぁぁぁあ!!」
ど直球で流れてきた男性の荒っぽい吐息に、勢いよくヘッドホンを外した。
ちょっと待て…この声…