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ほのぼのした時間を
第14章 年下の彼女2
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義「ハル、ここはちょっとテンポ落とした方がええんちゃうか?」
「んー」
光「今のとこいけたか?」
「んー」
翌日、ツアーのリハーサルを行なっているが、俺は上の空のままメンバーに気の抜けた生返事をしていた。
頭の中は昨夜の行為の事で一杯…
帰宅してからも自己嫌悪と後悔の念が襲ってきて、あまりよく眠れなかった。
謝るべき…やけど…
何かメッセージを送れば「別れよう」と茜に言われるかもしれない恐怖のせいで、未だにラインの1つも送れずにいる。
ホンマ最低な彼氏やで…
寝不足な頭でグルグルと解決策を出そうとするも、一歩が踏み出せない…
「どうしますチーフ?ハルさんがあのままだと、まともなライブが出来ませんよ」
「…ちっともリハが進まんから、さっさと仲直りしてくれー!」
「はぁ…」
結局、中途半端なままリハが終わったのが夜の10時。
タクシーから降りると、マンションの前に女の人が立っていた。
え、待って…
「茜ちゃん!?」
「は、はるくん…」