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ほのぼのした時間を
第5章 年下の彼女
「はい親子丼」
「ありがと」
親子丼の容器を渡して、ベッドの上で食べる。
腹減ってたら、ラブホでも食えちゃうもんなんやな…
「美味しいね」
「美味いけど量多いやろ?食べ切れやんかったら、俺が食べるから」
「うん」
茜には多かったみたいで、親子丼を7割ほど食べて、残りは俺がもらった。
「仕事どう?疲れてない?」
「大丈夫だよ。春人さんは?」
「俺も大丈夫。茜ちゃんに会ったら、疲れ取れた」
「えへへ。相変わらず上手いなぁ」
「ホンマのことやって」
無言になり、絡まる視線…
眼鏡越しの上目遣いに、引き寄せられる。
チュッ
「んっ…」
頰に手を添えて、優しく唇を啄む。
軽いキスなのに、彼女はビクリと反応する。
今日はディープキス、してみようかな…
舌先で唇を軽く舐めて、唇を開くように促す。
薄く目を開くと、茜は瞼をギュッと閉じて、怖がってるように見えた。
頭を優しく撫でて、大丈夫だとアピールする。
僅かに開いた唇に、容赦なく舌を口内に滑り込ませた。