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ほのぼのした時間を
第5章 年下の彼女
泡の付いたタオルを受け取ると、手早く前を洗って、湯船に浸かった。
白く濁る入浴剤入れといて良かった…
俺が湯船に入るとすぐに、茜も入って来た。
しかも距離が近い!
「茜ちゃん、近い…」
「いいじゃん…」
いや、俺の理性が持ちそうも無いんすよ…
肌と肌が触れ合ってるし…
ヤバい、これ以上茜からアクションを起こされると、大人の余裕で抱くの無理になる!
冷静に、落ち着け。
茜には負担掛けず、優しく…
気持ちを落ち着かせようと目を閉じていたら、茜に抱き付かれた!
う、胸が…当たっ…
「あ、アカン!」
「あっ…」
肩を押して、茜の身体を引き剥がしていた。
ショックを受けた表情で、壁の方を向いてしまった。
「あ、茜ちゃん…」
「…うっ」
やり過ぎた…
俺のアホ…
肩を震わせる彼女の顔を覗き込んだ。
な、泣いてる!?
「なんで、手を出してくれないの…?」
「えっ?」
「やっぱり…処女だから、抱くのが嫌になったんだ…」
えーっ!?
否定しようとしたら、風呂場から出てしまったので、すぐに追いかけた。