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ほのぼのした時間を
第6章 日常3
小休憩のため、プールサイドに上がる。
「長野さん、すみませんね。せっかく来ていただいたのに、女性のコーチが不在で…」
「いえ、そんな事ないですよ。須藤さんのご指導分かりやすくて、泳げるの楽しみになってきました」
……ん?
何だろ、後ろから突き刺すような視線が…
そっと振り返ると…
じーー…
うわーっ!!
別のプールで泳いでた春人が、コーチのことめっちゃ睨んでる!
目が合うと、私達が使ってるプールの隣のレーンに入ってきた。
「山岡さん、調子はどうですか?」
「絶好調です」
凄い笑顔だけど、その笑顔が怖いよ…
コーチは春人の威嚇に気付いてないし!
「ここで泳がせてもらってええですか?」
「良いですよ」
25メートルを泳ぐ度に、こちらを横目でチラチラ見てきた。
コーチとは身体が触れ合ったとか一切無いのにー。
「それじゃあ長野さん、続きをしましょうか」
「は、はい…」
次回は絶対女性のコーチにしてもらお…