この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ほのぼのした時間を
第7章 おじちゃん2
「まぁ…彼女出来ました」
雪「ホンマに!?良かった…はるくんがこのまま彼女作らんかったらどうしようって思ってたんよー。不純な動機で近づいてきた彼女なんて、はるくんには毒やわー」
流石にこの質問責めはキツいな…
元カノの話は茜さんもええ気せんやろうし。
「ちょっと、飲み物用意しますね…」
おみやげでもらったチーズタルトを切り分け、冷たい飲み物をグラスに注ぐ。
瑞樹はオレンジジュース、茜さんは紅茶、俺らはコーヒー。
チラッとリビングの様子を確認する。
瑞樹は雪絵さんの身体に隠れて、茜さんを観察している。
人見知り発動してるわ…
茜さんは前に写真で見せたことはあるけど、実物は初めてやからな…
「お待たせー。はい茜さん」
「春人、ありがと」
「うん、久々に食べたらやっぱ美味いなぁ…」
「春人はこのタルトが好きなの?」
「関西に住んでる頃に、作曲してて甘いもん欲しい時によう買ってた。でもこの店関東に無いから欲しい時に食べられへんのよな…」