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ほのぼのした時間を
第7章 おじちゃん2
兄貴のやつ、軽くノロケやがった!
「はりゅ、みずアイス食べたい」
指差した先には売店があり、何種類かソフトクリームが売っていた。
「来たばっかりやから、後で買ったげるよ」
「むー…」
「…泳いでから食べるアイスは格別やで。ほら、あそこに浮き輪あるで」
受付で浮き輪の貸し出しも行なっており、瑞樹の好きなクッキーの浮き輪も置いてあった。
浮き輪を借りると、瑞樹に装着してあげた。
秋「良かったな瑞樹。クッキーと一緒に泳げるね」
「うん!」
「さあ、まずはどこで泳ぐ?」
「アレー!」
瑞樹が指差したのは巨大ウォータースライダー…
アレって、身長制限あったよな…
「瑞樹にはまだ早いな」
「えー!乗りたかった…」
ムスッと不機嫌になった瑞樹を、茜さんが優しく撫でた。
「瑞樹ちゃん、大っきい滑り台じゃないけど、あの滑り台なら瑞樹ちゃんも大丈夫だよ」
「ホンマ?行くー!お姉ちゃん行こー!」
子供用プールに設置された小さな滑り台に、2人仲良くかけて行った。
並んで瑞樹の番になると、台の上から俺らに手を振ってきた。
「はりゅー!パパー!ママー!お姉ちゃん行くでー」