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ほのぼのした時間を
第7章 おじちゃん2
「デートとか誘われてない?」
「ない」
「ホンマに?あのコーチとは何も無いん?」
「もう、無いって言ってるでしょ。しつこい!」
しつこく聞きすぎたせいで、怒ってプールから出てもうた…
「あ、茜さん待って」
「…ねぇパパ、はりゅってお姉ちゃんとけんかしたん?」
秋「まぁ、そんな感じかな…」
ーーーーーーー
「茜さんごめん…」
「……」
走ったらすぐに追いついたものの、茜さんは立ち止まろうとせず、振り向いてもくれず…
俺のせいやけど、振り向いてくれない彼女に少しムッとした。
「待ってよ!」
手首を掴むと、そのまま彼女を連れて歩き出す。
「は、春人!?」
もしかしたら、ファンの子に見られてたかもしれん…
茜さんが軽く抵抗しても、誰かに見られたとしても気にならんかった。
歩きながら周囲を見渡して、人気の少ないエリアを探す。
追いかけてる最初は、瑞樹らのとこに戻らなって思ってたけど…
今のムラムラした気持ちをぶつけやんと気が済まん。