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白濁の泉
第5章 『N』
深く差し込まれたバイブは男優さんの手を離れ自らの意思を持って動いている様に私の膣を採掘して行く。
機械的なモーターの音にかき消されていたが
溢れ出る私の愛液がねっとりヌプ・・ヌプ・・と音たてながら外へ送り出されワレメを伝い流れている。

固く尖ったクリトリスの先で水玉となり落ちて行く瞬間重力に引っ張られる微かな感覚が堪らなく気持ちいいい。

不意に私の身体が跳ねた。

男優さんがクリトリスの先からワレメに沿って溜まっていた愛液を指で掬い取ったのだ。

水飴を絡めた様に愛液で光った人差し指と中指を口に含みゆっくり味わうと再びワレメに指を戻し蜜を絡めては味わう事を繰り返した。

その間、男優さんは行動を見せ付けるかの様に私を見つめ、イヤらしい仕草で舌や唇を動かし愛液と唾液を混ぜ合わせ糸を引く様を見せ付けられる。
私にとっては濡れた秘部を広げられている時よりも辱しめに晒されている様な気持ちになり直視出来なかった。

その間も、バイブは知能をもった精密機械の様に膣を容赦なく掘削し続けていた。

不規則に訪れる快感に身が捩れると膣圧がかかり
ヌルヌルになった蜜壺からバイブを抜いてしまいそうになったが、落下するギリギリの所で男優さんの手により深く突き戻された。
その無造作な動きが新たに大きな快感を生むのだった。

バイブが突き刺さる摩擦に高らかな喘ぎを上げながら耐えていると、
嵐の海に投げ出され終わりのない高波に呑まれ溺れている自身の姿を仮想さていせた。

そしてもっと、

この快楽と言う名の海の海底深く引き摺り込まれて行きたいと願っていた。

その願いが通じたのか、
私はこのあと未知の世界に誘われ初めて知る新たな快感に溺れて行くのだった。
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