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50センチの距離
第16章 クリスマス シュトーレン
「欲しい!ありがとうございます!」
と受け取ってパンで具材とケチャップを拭うようにして食べる。
美味しすぎる…
あ、でもこれ行儀悪いんだっけ…前に藤本くんとイタリアン食べに行った時、コレやったらギョッとされたのを思い出した。
「…コレって、行儀悪いんですよね…」
綺麗にケチャップを拭い取ったお皿に視線を落とし、ポツリと呟く。高塚さんはパンを出しながらどう思ったんだろ…フォークでお皿をカチャカチャされるのが嫌だったのかな…
でも高塚さんは、
「テーブルマナー的にはキレイとは言えないかもしれないけど、喫茶店でそんなこと気にしなくていいよ。それに、作る側からしたら、そこまでしてくれるって本望だよ?」
と笑った。私は泣きそうになった顔を振り上げる。
「そう、なんですか?」
「格式あるレストランなら、綺麗に、行儀よく、てのを心がけた方がいいかもしれない。1人のお客さんが、ガチャガチャやることで周りのお客さんが不快に感じることもあるしね。」
はぁ…やっぱりそうか…
と受け取ってパンで具材とケチャップを拭うようにして食べる。
美味しすぎる…
あ、でもこれ行儀悪いんだっけ…前に藤本くんとイタリアン食べに行った時、コレやったらギョッとされたのを思い出した。
「…コレって、行儀悪いんですよね…」
綺麗にケチャップを拭い取ったお皿に視線を落とし、ポツリと呟く。高塚さんはパンを出しながらどう思ったんだろ…フォークでお皿をカチャカチャされるのが嫌だったのかな…
でも高塚さんは、
「テーブルマナー的にはキレイとは言えないかもしれないけど、喫茶店でそんなこと気にしなくていいよ。それに、作る側からしたら、そこまでしてくれるって本望だよ?」
と笑った。私は泣きそうになった顔を振り上げる。
「そう、なんですか?」
「格式あるレストランなら、綺麗に、行儀よく、てのを心がけた方がいいかもしれない。1人のお客さんが、ガチャガチャやることで周りのお客さんが不快に感じることもあるしね。」
はぁ…やっぱりそうか…