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50センチの距離
第18章 アッラナポリターナ ー追憶ー
「じゃあ、交換ね。」

と、フランカは1000リレ硬貨を出してきた。

「またここに来て。それと、ニッポンに帰っても手紙を頂戴。写真でもいい。私たちとの出逢いを忘れないで。」

フランカとアフルレードと互いにハグをして、別れた。涙がとまらなかった。
この人達と出会わなかったら、俺のイタリア旅行は2、3日で終わって、金をスられただけの散々なものになっただろう。もう二度とイタリアなんか行くもんか、と思っただろうし、もしかしたら坊主憎けりゃ、でイタリアンだって嫌いになってたかもしれない。

だけど、2人と出会って、本当に美味いもんをたくさん食わして貰って。やっぱり美味いもんには人を笑顔にするチカラがある、と確信した俺は、躊躇なく料理人になることを決めた。

夢は、この2人みたいな、ほっこり寛げる店を構えること、に決まった。

因みに、今でもクリスマスカードを送り合う程度の交流がある。


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