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50センチの距離
第19章 アメリカンレモネードークリスマスカクテルー
ホントは俺抜きで3人に乾杯してもらおうと思って3つ用意したんだけど、直前にコウスケはまた車で来てんのか、と確認したらウン、と頷く。コイツはバーに来るのになんで学習しないんだろうか…と呆れながらコップにレモンジュースだけを注ぎ、渡す。

「え?俺だけカクテルじゃないの?ズルくね?」

「だから車乗ってくるお前が悪いんだよ!ノンアルコールカクテルとかすぐには作れねぇからもうコレでいいだろ!」

「だってお前が来いって言うから来てんのにこの扱いなの?」

「わかった今度ノンアルカクテル飲ましてやるよ。それでいいだろ?」

「いいじゃん何でも!撮るよ!カンパーイ」

里見の掛け声とともに、口々にカンパーイ、とか、ぅいー!と声を上げながらグラスを突き上げる。その瞬間を何度かスマホで撮影した。

写真に納まるよう、どさくさに紛れて野田さんの肩を抱き寄せる。
ちょっと顔を寄せてカクテルを一口飲んだ。

写真を撮り終えて、サッと腕を離す。野田さんが明らかに固まってて、ちょっと焦る。やっぱダメか…

「ご、ごめん、つい…」

「いえ…」

野田さんは気まずそうに目を逸らした。

「じゃ、私たちコレで。写真は後からスマホに送るから。」

「お? おぅ、ヨロシク」

「行こっか!電車なくなったら困るもんね!」

「あ、ハイ…」

3人が揃って店を出て行き、俺だけが残った…

あーぁ、ヤッちまったかなぁ…


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