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50センチの距離
第21章 レモンティー+ミントガム
会社に戻り、エレベーターのドアが開くのを待つのももどかしく、ボタンを連打する。
エレベーターは焦る私の気持ちと裏腹に、いつも通りゆっくりとしか開閉しない。古いビルだから尚更反応も良くない。
開くのを待ちきれずに隙間から飛び出して、オフィスに駆け込んだ。
「ただ今戻りました!」

「走ってきたの、大丈夫だった?」

村上さんが入り口近くの商談スペースで、資料を広げ、ノートPCで作業しながら顔を上げた。

「あっ…!」

振り回したランチボックスの袋を確認する。

「…多分中身は大丈夫…なはず…」

「…弁当の心配してるわけじゃないよ…」

「…す、すみません」

「休憩返上させちゃってゴメンね」

「いえ!村上さんこそ、お昼まだですよね!一緒に頂きましょう!」

「サンキュー」

私は村上さんの向かいに座った。
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