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50センチの距離
第22章 ビーフシチュー ポットパイ
駅まで向かい、電車に乗って帰るいつもの帰路が、こんなに楽しみだったこと、今まであったかな…
早く食べたい…

家に帰り、部屋の電気をつけたら、暖房を入れるより先にポットパイを出して温める。
紙のスープカップにパイ生地が覆い被さるように掛かってて。
パイ生地は綺麗なキツネ色。

温める間に部屋の暖房を入れ、手を洗って食べる準備をした。
レンジで2分ほど温めたら、そのままオーブンレンジをトースターモードに切り替えてパイを焼く。
カリッとふっくら焼けるとは言え、パン1枚焼くのに10分近くかかるこの機能は使ったことがない。
もちろんオーブン料理なんてしない。
ひとり暮らしを始めるにあたって買ったオーブンレンジだけど、レンジの機能しか使ってない。
パンを焼くためには別にトースターを買ってあるし、お惣菜の揚げ物やら冷凍のグラタンをあっためるにはトースターで充分事足りる。正直、オーブンレンジじゃなくて良かったな、と思ってたんだけど、今日ほどこの機能が付いてて良かった、と思ったことはない。

ピー、という高めな電子音が鳴って、扉を開ける。
熱々のカップをミトンで取り出し、鍋敷きを添えてテーブルに運んだ。
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