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50センチの距離
第22章 ビーフシチュー ポットパイ
クリスマスイブとはいえ、まだ火曜日、しかもカレンダー的に週末の28日が仕事納めのとこが多いんだろうな。
あと4日仕事に行くと思えば、休み気分に浸るにはまだちと早い。
客は10時を過ぎたあたりでパラパラ帰り始める。
ビーフシチューポットパイも試しで作っただけだからどうかな、と思ったけど、テイクアクトよりは中で食いたい、という人が多くて。こんなのするなら予約で12月上旬からクリスマスにかけて、くらいにしないと、だったらイルミネーション見ながら外で食べようかな、てカップルが居るのに、と言われて、それもそうか、と反省した。よし、来年はそういう感じにしよう。ひとつ勉強になった。
「里見、帰れそうか?」
「…さぁ…クリスマスは毎年こんな感じだしな。まぁお菓子屋さんと付き合った宿命だよ。しょうがない。」
「まぁなぁ…」
「もう閉めるなら帰るよ。」
「んー。あ、じゃポットパイ持って帰れよ。里見の分も焼いてやるから。」
「おぅ。サンキュ。」
俺は2つポットパイをオーブンに入れた。
あと4日仕事に行くと思えば、休み気分に浸るにはまだちと早い。
客は10時を過ぎたあたりでパラパラ帰り始める。
ビーフシチューポットパイも試しで作っただけだからどうかな、と思ったけど、テイクアクトよりは中で食いたい、という人が多くて。こんなのするなら予約で12月上旬からクリスマスにかけて、くらいにしないと、だったらイルミネーション見ながら外で食べようかな、てカップルが居るのに、と言われて、それもそうか、と反省した。よし、来年はそういう感じにしよう。ひとつ勉強になった。
「里見、帰れそうか?」
「…さぁ…クリスマスは毎年こんな感じだしな。まぁお菓子屋さんと付き合った宿命だよ。しょうがない。」
「まぁなぁ…」
「もう閉めるなら帰るよ。」
「んー。あ、じゃポットパイ持って帰れよ。里見の分も焼いてやるから。」
「おぅ。サンキュ。」
俺は2つポットパイをオーブンに入れた。