この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
50センチの距離
第22章 ビーフシチュー ポットパイ
焼けるのを待つ間。店にはコウスケと俺だけ。
微妙な沈黙が流れる。
最後にコーヒーでも淹れようか、とポットを手に取る。

「…ショウさぁ…野田さんのことが好きなの?」

「へ⁉︎」

いきなりのカウンターに俺は手に持ったコーヒーポットを落としかけた。

「…っぶねぇ…もうちょいで割るとこだったわ…何だよいきなり。」

「…いや、今日のショウ見てて何となくそうなのかなぁと思っただけだけど?」

「…今日って…アレは、せっかく来てくれたのに満席だったし、申し訳ないじゃないか」

言いながら自分でも苦しい言い訳だとわかってる。

「うん…大事な常連さんだもんな。でも、あの時来たのが常連のオッサンだったとしてもショウは店を空けてまでシチューを届けたのかな?ってことだよ。」

コウスケはニヤリと笑う。

「…野田さんだからだよ。自分でもバカみたいだって理解ってるよ!相手はただの客で、こっちのことなんか喫茶店のオヤジだとしか思ってないだろうって…だけど、しょうがないだろ…」
/507ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ