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50センチの距離
第23章 クリスマスケーキ
「ショウさんさぁ….オトコがもっとグッと行かないと、オンナの立場としては困るのよ。受け入れ準備をしてもいいのかどうかってのが」
「受け入れ準備て…」
思わずあらぬ想像をしてしまって顔が熱くなる。
片手で顔を隠すように覆った。
「あー。赤くなってる。なんかいやらしい想像したんでしょ?」
「違…」
違うとも言い切れず俯く。
「だいたいこんなのどうやって出せばいいんだよ⁉︎他の客の手前ってのがあるだろ?」
「野田さんていっつも遅めに来るんでしょ?だったら大丈夫じゃない?」
「なんでそんな事知ってんだよ?」
「こないだ聞いたのよ。あ、私そろそろ行かなきゃだから、そういうことで!」
片手を挙げて出て行った里見の後ろ姿に、
「どうしろって言うんだよ…」
ぽつりと届かない独り言を呟く。
「受け入れ準備て…」
思わずあらぬ想像をしてしまって顔が熱くなる。
片手で顔を隠すように覆った。
「あー。赤くなってる。なんかいやらしい想像したんでしょ?」
「違…」
違うとも言い切れず俯く。
「だいたいこんなのどうやって出せばいいんだよ⁉︎他の客の手前ってのがあるだろ?」
「野田さんていっつも遅めに来るんでしょ?だったら大丈夫じゃない?」
「なんでそんな事知ってんだよ?」
「こないだ聞いたのよ。あ、私そろそろ行かなきゃだから、そういうことで!」
片手を挙げて出て行った里見の後ろ姿に、
「どうしろって言うんだよ…」
ぽつりと届かない独り言を呟く。