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50センチの距離
第23章 クリスマスケーキ
午前10時前。午前中の得意先訪問が一件終わって、次に向かう途中。電車を待ちながらふと携帯を見る。里見さんからラインが届いてた。画面を開くと、メリークリスマス!のスタンプに続いて、
『今日のラッキースポット 喫茶店 /ラッキーポイント 遅めのランチ』
というメッセージ。何だろ、占いみたい…クスッと笑って携帯をポケットにしまった。
次の仕事をこなして、そのままランチに行っても良かったんだけど、12時台は混んでるし、里見さんの占いめいたメッセージも気になった。アレは遅いめの時間にオンブラージュに行けってコトだよね…1時を過ぎてからお昼に向かう。午後の仕事の準備もしっかり出来たから、時間はたっぷりあった。
「こんにちは。」
「野田さん、いらっしゃい。昨夜は…」
「ご馳走さまでした。すっごく美味しかったです!」
「そりゃ良かった。本当はここで座って食べてもらえたら良かったんだけどね…」
「いやぁ…あんなにカップルだらけだと流石に辛かったかも…家でのんびり美味しいものいただけて幸せでした!」
「今日は、中華風のオムライスと、親子丼が残ってる。」
『今日のラッキースポット 喫茶店 /ラッキーポイント 遅めのランチ』
というメッセージ。何だろ、占いみたい…クスッと笑って携帯をポケットにしまった。
次の仕事をこなして、そのままランチに行っても良かったんだけど、12時台は混んでるし、里見さんの占いめいたメッセージも気になった。アレは遅いめの時間にオンブラージュに行けってコトだよね…1時を過ぎてからお昼に向かう。午後の仕事の準備もしっかり出来たから、時間はたっぷりあった。
「こんにちは。」
「野田さん、いらっしゃい。昨夜は…」
「ご馳走さまでした。すっごく美味しかったです!」
「そりゃ良かった。本当はここで座って食べてもらえたら良かったんだけどね…」
「いやぁ…あんなにカップルだらけだと流石に辛かったかも…家でのんびり美味しいものいただけて幸せでした!」
「今日は、中華風のオムライスと、親子丼が残ってる。」