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50センチの距離
第23章 クリスマスケーキ
中はココアスポンジで、洋酒の風味が効いたシロップでしっとりしてる。中は3段になってて、1段はオレンジマーマレード、1段はチョコレートが挟んである。オレンジの風味がチョコレートとマッチして大人の味〜…幸せ…

んー、とフォークを握り締めて感動してたら、高塚さんがミルクたっぷりのカフェオレを出してくれて、飲んだらそれも美味しくて。
平日ランチでこんな贅沢しちゃっていいのかしら…
て不安になるくらい。

ま、いっか。今日はクリスマスだもんね。
ご褒美ご褒美。

「クリスマスケーキまで食べられるとは思いませんでした。」

「いつもできるサービスじゃないけどね、まぁ、今日だけ特別、ってことで。」

高塚さんはそう言って笑った。
今日だけ、はそうなんだろうけど…きっと、私だけ、だよね…
里見さんだってお礼に、って言ったってそんな何十個も持ってきたわけじゃないだろうし…いくつかあった中の、ひとつをわざわざ私のために取っといてくれたのか…もしかしたらひとつしかなくて、他のお客さんの手前、私だけには出せないから、敢えて遅めに食べに行けばいい事があるよってメッセージだったのかも…
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