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50センチの距離
第23章 クリスマスケーキ
「へぇ…そう言えば、ココはカフェラテ、ですねぇ…」

「んー、両方置いちゃうと今みたいな説明いちいちしなきゃいけないからさ。偶にならいいけど、毎回は面倒だからね。イタリアで世話になったヒトのトコで見たエスプレッソマシンが、古道具市で売られてて。思わず買っちゃってさ。練習して使えるようになったから、それは使わないと、と思ってね。」

「イタリアに居たこともあるんですか…」

「あぁ、そう言えば、してなかったね、俺の昔話。」

「はい!」

「今日は時間大丈夫?」

私は時計を確認した。

「あと10分くらいなら大丈夫です。」

化粧直しは5分あればいい。

「別に大した話じゃないけどね。高校出て、料理人になる前に本場の料理食ってみたいと思って、バイト代握ってイタリア行って。初日に所持金ほぼスられて。途方に暮れてたら日本人とのハーフで日本語わかるっておばさんに声かけられて。そのおばさんのウチが料理屋で、結局、同情したおばさんがホームステイさせてくれて、ひと月面倒見てくれたんだ。ナポリの美味いもんたくさん食わせてくれて、料理も教えてくれた。旦那さんも、口が悪いけどいい人でね。俺のこと息子みたいでほっとけない、って言ってね。」
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