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50センチの距離
第23章 クリスマスケーキ
こいびと…恋人?
え、高塚さん、あの時撮った写真送った、って言ったよね…
てことは…
メッセージに見入る私に気付いたのか、高塚さんがパタンとカードを閉じた。
「あ!野田さん、もう、行かなきゃいけない時間じゃない⁉︎」
「え?」
慌てて時計を見るともう2時!
「あ!いけない!」
我に返って慌ててお会計を済まし、店を出る。
慌ててたから化粧直しも忘れて出てきちゃった…早く会社に戻って午後の打ち合わせに行かなきゃ!
一旦はバタバタして頭から飛んでしまったけど、ふとした瞬間に、フランカさんのメッセージが頭をよぎる。
携帯を出してあの時撮った写真を見た。
この写真は一生モンの宝物だ、と大事にフォルダに仕舞ってある。
恋人、に見えたんだ…
見えたのか…知らない人が見たら、親密そうには見える、よね…
恋人…ふふ。
高塚さんは、カードを開けた瞬間、何を思っただろう…
迷惑がってなければいいな、と思いながら、高塚さんが普段私にしてくれる数々の気遣いに、きっと、そんなことはないはず、と自分に言い聞かせた。
え、高塚さん、あの時撮った写真送った、って言ったよね…
てことは…
メッセージに見入る私に気付いたのか、高塚さんがパタンとカードを閉じた。
「あ!野田さん、もう、行かなきゃいけない時間じゃない⁉︎」
「え?」
慌てて時計を見るともう2時!
「あ!いけない!」
我に返って慌ててお会計を済まし、店を出る。
慌ててたから化粧直しも忘れて出てきちゃった…早く会社に戻って午後の打ち合わせに行かなきゃ!
一旦はバタバタして頭から飛んでしまったけど、ふとした瞬間に、フランカさんのメッセージが頭をよぎる。
携帯を出してあの時撮った写真を見た。
この写真は一生モンの宝物だ、と大事にフォルダに仕舞ってある。
恋人、に見えたんだ…
見えたのか…知らない人が見たら、親密そうには見える、よね…
恋人…ふふ。
高塚さんは、カードを開けた瞬間、何を思っただろう…
迷惑がってなければいいな、と思いながら、高塚さんが普段私にしてくれる数々の気遣いに、きっと、そんなことはないはず、と自分に言い聞かせた。