この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
50センチの距離
第23章 クリスマスケーキ
こいびと…恋人?
え、高塚さん、あの時撮った写真送った、って言ったよね…
てことは…

メッセージに見入る私に気付いたのか、高塚さんがパタンとカードを閉じた。

「あ!野田さん、もう、行かなきゃいけない時間じゃない⁉︎」

「え?」

慌てて時計を見るともう2時!

「あ!いけない!」

我に返って慌ててお会計を済まし、店を出る。
慌ててたから化粧直しも忘れて出てきちゃった…早く会社に戻って午後の打ち合わせに行かなきゃ!

一旦はバタバタして頭から飛んでしまったけど、ふとした瞬間に、フランカさんのメッセージが頭をよぎる。
携帯を出してあの時撮った写真を見た。
この写真は一生モンの宝物だ、と大事にフォルダに仕舞ってある。
恋人、に見えたんだ…
見えたのか…知らない人が見たら、親密そうには見える、よね…

恋人…ふふ。

高塚さんは、カードを開けた瞬間、何を思っただろう…
迷惑がってなければいいな、と思いながら、高塚さんが普段私にしてくれる数々の気遣いに、きっと、そんなことはないはず、と自分に言い聞かせた。


/507ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ