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50センチの距離
第25章 缶ビール
結局、野田さんはフルーツタルトを食べる事なく、2杯ほどカクテルを飲んで帰った。
そして、週末の28日、殆どの一般企業が仕事納めの日。

「お正月の間ってお店閉めちゃうんですか?」

「んー。最初は大晦日からにしようとも思ったんだけどね…この辺の会社明日から休みのとこ多いみたいで…開けてても暇っぽいから。とりあえず明日はいつも通り朝昼は休んで夜だけ開けようと思ってる、けど、日曜日休んだらもう大晦日だしね。結局企業の正月休みくらい閉めることにした。三ヶ日まで5日もあってさ。正直働き出してからそんな連休取ったことなくて何しようかなって感じ。1人でいても暇だから久々に実家に帰ろうかと思ってる。」

「高塚さんは、ご実家、どちらなんですか…?」

「俺?俺は京都の綾部ってわかる?」

「…聞いたことは…行ったことないんですけど…」

「うん、何があるってわけでもないからな…」

「京都の北の方、ですよね?」

「そうそう。」

「天橋立とか!」

「…そこまで行かない…」

「…すみません…」

「いや、別にいいよ。多分用がなければ行くことないだろうし。知らなくても全然困るようなトコじゃないから。」

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