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50センチの距離
第25章 缶ビール
「野田さんは?今独り暮らしってことは、こっち地元じゃないんでしょ?」
「…私、小豆島なんです。」
「小豆島!いいとこじゃない。」
「…醤油と素麺とオリーブしかないですよ?」
「そんだけ名産ありゃ充分でしょ」
「アクセス良くないから…」
「田舎はどこもそうだって。アクセスよかったら離れる必要ないもん。地元に希望の働き口が沢山あるとか、都市部まで1時間圏内だったらきっと独り暮らしなんかしないでしょ。」
「…まぁ、そうです、けど…」
「ま、野田さんが実家暮らしだったら、きっと今みたいにウチで食事はしなかっただろうな、と思うから、それは俺にとってはラッキーだけどね。」
「私が…常連客だから…?」
「そう。数少ない若い女の子。オッサンの目の保養。」
「…そんな…私なんかで目の保養にはなりませんよ…もっとセクシーなヒトとか美人なら、ともかく…」
「そんなことないよー。俺野田さんが来てくれるの、嬉しいもん。」
「ヤダ、そんなこと言われたら…私調子乗っちゃいます、よ…?」
「…私、小豆島なんです。」
「小豆島!いいとこじゃない。」
「…醤油と素麺とオリーブしかないですよ?」
「そんだけ名産ありゃ充分でしょ」
「アクセス良くないから…」
「田舎はどこもそうだって。アクセスよかったら離れる必要ないもん。地元に希望の働き口が沢山あるとか、都市部まで1時間圏内だったらきっと独り暮らしなんかしないでしょ。」
「…まぁ、そうです、けど…」
「ま、野田さんが実家暮らしだったら、きっと今みたいにウチで食事はしなかっただろうな、と思うから、それは俺にとってはラッキーだけどね。」
「私が…常連客だから…?」
「そう。数少ない若い女の子。オッサンの目の保養。」
「…そんな…私なんかで目の保養にはなりませんよ…もっとセクシーなヒトとか美人なら、ともかく…」
「そんなことないよー。俺野田さんが来てくれるの、嬉しいもん。」
「ヤダ、そんなこと言われたら…私調子乗っちゃいます、よ…?」