この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
50センチの距離
第25章 缶ビール
調子に乗る…?どういう事?
イヤイヤ、俺が野田さんが来てくれたら嬉しい、って言ったら野田さんも嬉しい、てこと?
それこそそんな事言われたら勘違いしちゃいそうだよ。
慌てて話題を変えようと、
「野田さんも帰省するんでしょ?」
と聞くと、
「えぇ、まぁ…」
と微笑む。
「久しぶりに会えるの、ご両親楽しみにしてるだろうね。」
「…ですね…」
思えば会話の最後の方、何となくテンションが低かったことを、俺は見落としていた。
その日、野田さんはいつもよりピッチが早くて。でも俺も他の客の対応に追われてじっくり話したり様子を見ることができなかった。
オーダーが入ればドリンクを渡したけど、珍しく隣の他の客と喋ったりしていて。水を差すのも悪いか、と思ってたら隣の客がオーダーしたんだとばかり思ってたカクテルを野田さんが呑んでて。
そろそろアルコール止めとかないとこれから電車乗って帰るんだろ?と聞いた時には、
「へー?らいじょーぶれすよ…」
と、ろれつも回ってなくて。いやコレ大丈夫じゃないよね…
「あ、彼女多分、あんまりアルコール強くないので…そんな勧めないで…」
「え?そうなの?俺が呑んでたやつ何か聞いて来て、それ呑むっていうから頼んだだけなんだけど…」
イヤイヤ、俺が野田さんが来てくれたら嬉しい、って言ったら野田さんも嬉しい、てこと?
それこそそんな事言われたら勘違いしちゃいそうだよ。
慌てて話題を変えようと、
「野田さんも帰省するんでしょ?」
と聞くと、
「えぇ、まぁ…」
と微笑む。
「久しぶりに会えるの、ご両親楽しみにしてるだろうね。」
「…ですね…」
思えば会話の最後の方、何となくテンションが低かったことを、俺は見落としていた。
その日、野田さんはいつもよりピッチが早くて。でも俺も他の客の対応に追われてじっくり話したり様子を見ることができなかった。
オーダーが入ればドリンクを渡したけど、珍しく隣の他の客と喋ったりしていて。水を差すのも悪いか、と思ってたら隣の客がオーダーしたんだとばかり思ってたカクテルを野田さんが呑んでて。
そろそろアルコール止めとかないとこれから電車乗って帰るんだろ?と聞いた時には、
「へー?らいじょーぶれすよ…」
と、ろれつも回ってなくて。いやコレ大丈夫じゃないよね…
「あ、彼女多分、あんまりアルコール強くないので…そんな勧めないで…」
「え?そうなの?俺が呑んでたやつ何か聞いて来て、それ呑むっていうから頼んだだけなんだけど…」