この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
50センチの距離
第27章 帰省土産ーローストビーフ+αー
2階の扉を開け、靴を脱ぐ。
ベッドの脇に昨夜置いた、そのままの状態で野田さんのバッグがあった。
あとはハンガーラックに掛けたコートを持ち、また下に戻る。

「あ、コート忘れてた!ありがとうございます。」

「気をつけて帰って。」

「はい。ホントにお世話になりました。…また、改めてお礼させてください!」

「いいよ別にそんなの」

「いえ!こればっかりは…私の気が済まないので…あ、で、でも、大したコトできないですけど…また、おいおい…」

「わかった。じゃ、また今度ね。良いお年を!」

「…あ、そ、そうです、ね…良いお年を…」

ペコリと頭を下げて、野田さんは店を出て行った。
お礼…か…そんなの別に期待はしてないけど…てか野田さんともっと近づけたら、それ以上に嬉しいことなんかないんだけど…
あ、じゃあ、デートして、とか提案すれば良かったかな…
いやそれも気持ち悪いかな…
はあ、とひとつ溜め息をついた。

/507ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ