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50センチの距離
第28章 お節とピザ
俺は鰤を弁当のオカズくらいのひと口サイズにカットし、塩を振って酒に浸けた。
それは一旦置いといて、
「エビ、は甘辛煮?俺あんまり甘いエビ好きじゃないんだよなぁ…」
「…そう思ったんだけど…縁起モノだからねぇ…アンタなんかこのエビ美味しく作れる?別に旨煮には拘らないわよ?」
「そうなん?」
「だってローストビーフだって昔のお節には入ってなかったでしょ。みんなが美味しく食べられるコトが大事なんだから。」
「…じゃ、シンプルにグリルで。」
「良いわね。任せた。」
「OK」
ドライバジルを探したけどなくて、オカンに聞いたらどっかにあったかしら…と探して出してきた…けど、かなり古くて色褪せてる。香りも弱い。兄貴にどうせみんなで飲むビール買いに行くんだろ、早めに行ってついでにドライバジルの小瓶買ってきてくれないか、と頼んだ。兄貴が出かけたから、そのままエビの下ごしらえ。
有頭だから、頭を残してカラを剥き背開きにしてワタを取る。
そのまま酒を振って臭み抜き。
待ってる間に鰤を酒から出し、みりんと醤油でタレを作って絡め、また放置。
それは一旦置いといて、
「エビ、は甘辛煮?俺あんまり甘いエビ好きじゃないんだよなぁ…」
「…そう思ったんだけど…縁起モノだからねぇ…アンタなんかこのエビ美味しく作れる?別に旨煮には拘らないわよ?」
「そうなん?」
「だってローストビーフだって昔のお節には入ってなかったでしょ。みんなが美味しく食べられるコトが大事なんだから。」
「…じゃ、シンプルにグリルで。」
「良いわね。任せた。」
「OK」
ドライバジルを探したけどなくて、オカンに聞いたらどっかにあったかしら…と探して出してきた…けど、かなり古くて色褪せてる。香りも弱い。兄貴にどうせみんなで飲むビール買いに行くんだろ、早めに行ってついでにドライバジルの小瓶買ってきてくれないか、と頼んだ。兄貴が出かけたから、そのままエビの下ごしらえ。
有頭だから、頭を残してカラを剥き背開きにしてワタを取る。
そのまま酒を振って臭み抜き。
待ってる間に鰤を酒から出し、みりんと醤油でタレを作って絡め、また放置。