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50センチの距離
第30章 雑煮ー元旦の朝 初詣ー
和室の襖がスターン!と音を立てて開く。まるで時代劇の役者がクライマックスで登場するシーンみたいだけど、出てきたのはチビどもだ。

「おばーちゃん!ショウおじちゃん!あけまして!」

「おめでとうございます!」

2人でハモるように叫ぶ。

「はい、おめでとうございます。顔洗ってきたらお雑煮ついだげるから、行っておいで。」

はーい!と元気よく走っていく。エラく素直じゃないか。…あぁ、言うこと聞いとかないとな、年玉貰うまでは。
自分もそうだった気がするけど、ガキってのは意外と大人をよく見て冷静に判断してるもんだ。
泣いたりわがまま言ったりするのも、意外と自分をアピールするための演出だったりするんだよな…

後からノロノロと隆とクミちゃんが起きてきて、

「おはようございます、あ、明けましておめでとうございます」

といい直した。
うん、大人になると元旦もフツーの朝だよなぁ…

2人が洗面所に行ったのと入れ違いに、チビどもが走ってくる。

「こらユウ!ちゃんと顔拭きなさい!」

さっきまで寝ボケてたとは思えないクミちゃんの怒声。
びちゃびちゃの顔と手のまま、キャー、と走ってきたのは下の子のユウ。
上のヒロはもう5歳?今年6歳?だからその辺はちゃんとできてるみたいだ。
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