この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
50センチの距離
第30章 雑煮ー元旦の朝 初詣ー
和室が空いたから、オカンはミニチュア膳を持って行った。
台所を出すがら

「あ、彰、お雑煮、みんなに注いでやって」

と指示され、へいへい、と立ち上がり、コンロに向かう。餅は隣の湯に浸ってて、柔らかくなってるから、それを椀に1つずつ入れた。
子供たちのは白いプラスチックの茶碗だ。

「あ、クミちゃん、子どもは餅食うの?」

「あ、ヒロは食べます。小さめのがあれば。ユウは…私の食べさせようかな…多分ひとつ丸々は無理なんで…」

「あ、俺のに2個入れて。食えるだけ食わせるから。」

「OK」

一旦子供の器に入れた餅を椀に移し、ひとつは汁だけ入れた。花かつおを散らして椀を並べる。

「皿は自分で出して。箸は…オカンが名前かいてあるやつな。」

子ども用の祝膳なんてあるんだな。キャラクターの絵柄がついた、短い祝膳に2人の名前が書いてあった。

オカンが部屋に帰って来るのと、玄関のドアが開いて兄貴が帰ってきたのはほぼ同時だった。
/507ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ