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50センチの距離
第31章 お餅ピザ ーハプニングー
男性は私の脇の下に頭を突っ込むような感じで、私を支えてくれた。ちゃんと顔とか見てなかったけど、横顔が何となく、高塚さんに似てるようにも見えて。
淫夢の次は幻影って…私ったらどんだけ欲求不満なのよ、と我ながら呆れる。
私が登ってきたのとは反対方向にゆるゆると下って、コインパーキングに着いた。ワンボックスの大きな車の助手席に乗せて貰う。
普段は奥さんが座る席だろう。すみません、お邪魔します、と頭を下げて、怪我してない方の足で、ぐっと登った。
奥さんは後部座席に座ったけど、ジュニアシートが2つも付いてて狭そう。
少し申し訳なく思ったけど、イヤイヤ、私は被害者だし…と開き直った。
車は15分程走って、一軒のお家の前に横付けされる。
「クミ、俺先にこの人家にあげるから車、車庫入れ出来る?」
「やってみる」
「手当てに邪魔だからヒロとユウは一緒に連れてきて。」
「わかった。」
助手席のドアを開けてくれて、降りるときも手を貸してくれる。
玄関を開けると
「ただいま〜!」
「あら、隆、早かったのね」
と出てきたおばさんに、
「オカン、救急箱と椅子持ってきて!」
と叫んだ。
淫夢の次は幻影って…私ったらどんだけ欲求不満なのよ、と我ながら呆れる。
私が登ってきたのとは反対方向にゆるゆると下って、コインパーキングに着いた。ワンボックスの大きな車の助手席に乗せて貰う。
普段は奥さんが座る席だろう。すみません、お邪魔します、と頭を下げて、怪我してない方の足で、ぐっと登った。
奥さんは後部座席に座ったけど、ジュニアシートが2つも付いてて狭そう。
少し申し訳なく思ったけど、イヤイヤ、私は被害者だし…と開き直った。
車は15分程走って、一軒のお家の前に横付けされる。
「クミ、俺先にこの人家にあげるから車、車庫入れ出来る?」
「やってみる」
「手当てに邪魔だからヒロとユウは一緒に連れてきて。」
「わかった。」
助手席のドアを開けてくれて、降りるときも手を貸してくれる。
玄関を開けると
「ただいま〜!」
「あら、隆、早かったのね」
と出てきたおばさんに、
「オカン、救急箱と椅子持ってきて!」
と叫んだ。