この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
50センチの距離
第32章 カニすき
「あ、よく見たらコウスケくんのSNSに載ってたヒトだ!兄貴の彼女…じゃなくて、店の常連さん?だっけ?」
彼女と言った瞬間に高塚さんがすごい怖い顔で弟さんを睨む。
「あのね、ナニさんか知らないけど、晩飯、食べてかないかってオカンが言ってる。」
「え?」
「や、怪我させちゃったしさ、予定が許せば、だけど。今日鍋だから、1人くらい増えても大丈夫だし。」
ニコニコと笑顔の男性は、高塚さんに顔の作りは少し似てるんだけど、もっとフランク、というか軽い印象。
「いえ、流石にそこまでは…」
「今日カニなんですけど。カニ、嫌い?」
ニィッと人懐こい顔で笑う弟さん。
「大好き…」
思わず呟いた私に、高塚さんが顔を覆って二つ折りになって笑う。
だって…1人じゃカニなんて食べないんだもの…
彼女と言った瞬間に高塚さんがすごい怖い顔で弟さんを睨む。
「あのね、ナニさんか知らないけど、晩飯、食べてかないかってオカンが言ってる。」
「え?」
「や、怪我させちゃったしさ、予定が許せば、だけど。今日鍋だから、1人くらい増えても大丈夫だし。」
ニコニコと笑顔の男性は、高塚さんに顔の作りは少し似てるんだけど、もっとフランク、というか軽い印象。
「いえ、流石にそこまでは…」
「今日カニなんですけど。カニ、嫌い?」
ニィッと人懐こい顔で笑う弟さん。
「大好き…」
思わず呟いた私に、高塚さんが顔を覆って二つ折りになって笑う。
だって…1人じゃカニなんて食べないんだもの…