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50センチの距離
第32章 カニすき
喋りながら歩いてると、コンビニが見えてきて。
「アイス、アイス〜♪ アイスはやっぱりイチゴアイス〜♪」
とヘンな節回しの歌を歌いながら、弟さんはスキップして先に行ってしまう。
後には私と奥さんが残された。
「…軽いけど、優しいヒトなんです。」
「はい。高塚さんとも、お兄さんとも違う感じですね…」
「あの兄弟はねぇ…仲は悪くないんだけど…お兄さんがちょっと頑固っていうか…下に行くにつれて拘りがなくなってく感じ?」
「あぁ…なるほど…」
じゃあ高塚さんはちょうどバランスいいってこと?拘りが無さすぎるのもね…何でもいいってのも時と場合によっては困るとこあるし…
「野田サンは、ショウお兄さんと付き合ってるわけではない…んだよね?」
「あ!全然! その…片想い、っていうか…」
「あぁ、やっぱり、好き?」
「…………」
私は小さく頷いた。顔が熱くなる。
「で、わざわざこんなトコまで追いかけて来ちゃったんだ⁉︎ ヤだ、ロマンチック〜」
「いえ、全然、そんなのじゃ…あの、その…予定何にもなくて…思いつきだけで来てしまって…ホント、後悔してます…」
ノロノロ歩いてコンビニのドアを開けた。
「アイス、アイス〜♪ アイスはやっぱりイチゴアイス〜♪」
とヘンな節回しの歌を歌いながら、弟さんはスキップして先に行ってしまう。
後には私と奥さんが残された。
「…軽いけど、優しいヒトなんです。」
「はい。高塚さんとも、お兄さんとも違う感じですね…」
「あの兄弟はねぇ…仲は悪くないんだけど…お兄さんがちょっと頑固っていうか…下に行くにつれて拘りがなくなってく感じ?」
「あぁ…なるほど…」
じゃあ高塚さんはちょうどバランスいいってこと?拘りが無さすぎるのもね…何でもいいってのも時と場合によっては困るとこあるし…
「野田サンは、ショウお兄さんと付き合ってるわけではない…んだよね?」
「あ!全然! その…片想い、っていうか…」
「あぁ、やっぱり、好き?」
「…………」
私は小さく頷いた。顔が熱くなる。
「で、わざわざこんなトコまで追いかけて来ちゃったんだ⁉︎ ヤだ、ロマンチック〜」
「いえ、全然、そんなのじゃ…あの、その…予定何にもなくて…思いつきだけで来てしまって…ホント、後悔してます…」
ノロノロ歩いてコンビニのドアを開けた。