この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
50センチの距離
第32章 カニすき
喋りながら歩いてると、コンビニが見えてきて。

「アイス、アイス〜♪ アイスはやっぱりイチゴアイス〜♪」

とヘンな節回しの歌を歌いながら、弟さんはスキップして先に行ってしまう。
後には私と奥さんが残された。

「…軽いけど、優しいヒトなんです。」

「はい。高塚さんとも、お兄さんとも違う感じですね…」

「あの兄弟はねぇ…仲は悪くないんだけど…お兄さんがちょっと頑固っていうか…下に行くにつれて拘りがなくなってく感じ?」

「あぁ…なるほど…」

じゃあ高塚さんはちょうどバランスいいってこと?拘りが無さすぎるのもね…何でもいいってのも時と場合によっては困るとこあるし…

「野田サンは、ショウお兄さんと付き合ってるわけではない…んだよね?」

「あ!全然! その…片想い、っていうか…」

「あぁ、やっぱり、好き?」

「…………」

私は小さく頷いた。顔が熱くなる。

「で、わざわざこんなトコまで追いかけて来ちゃったんだ⁉︎ ヤだ、ロマンチック〜」

「いえ、全然、そんなのじゃ…あの、その…予定何にもなくて…思いつきだけで来てしまって…ホント、後悔してます…」

ノロノロ歩いてコンビニのドアを開けた。
/507ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ