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50センチの距離
第33章 コンビニ カフェラテ
バスが来るまで、まだしばらくあるな、携帯でタクシーを検索して呼ぶべきか…ま、予定もないしのんびり帰るか…と思って携帯をいじってたら、1台の車が前に停まった。
黒のワンボックス…昨日乗せて貰った高塚さんの弟さんの車…
ハザードを点けてバスストップの前で停まった車の、助手席の窓が開く。高塚さんの弟さんが、ニコッと笑って、「乗って!駅まで送るよ。」と親指で後ろを示してくれた。
「でも…」
と一瞬躊躇った私の目の前で、スライドドアが開く。
後部座席には、高塚さんが乗ってた…
「俺も帰るから、駅まで送ってもらうことにした。ついでだし、乗っていきな。」
「…いいんですか?」
「車、出したいから、乗って!」
半ば急かされるように、後部座席に乗り込む。
子供さんも奥さんも乗ってなくて、昨日は子供さんが乗ってるから後部座席にジュニアシートが積んであって狭そうだったけど、それらはシートの奥の荷物スペースに押し込まれてるようだった。
黒のワンボックス…昨日乗せて貰った高塚さんの弟さんの車…
ハザードを点けてバスストップの前で停まった車の、助手席の窓が開く。高塚さんの弟さんが、ニコッと笑って、「乗って!駅まで送るよ。」と親指で後ろを示してくれた。
「でも…」
と一瞬躊躇った私の目の前で、スライドドアが開く。
後部座席には、高塚さんが乗ってた…
「俺も帰るから、駅まで送ってもらうことにした。ついでだし、乗っていきな。」
「…いいんですか?」
「車、出したいから、乗って!」
半ば急かされるように、後部座席に乗り込む。
子供さんも奥さんも乗ってなくて、昨日は子供さんが乗ってるから後部座席にジュニアシートが積んであって狭そうだったけど、それらはシートの奥の荷物スペースに押し込まれてるようだった。