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50センチの距離
第34章 ジンベエラテ ー海遊館デートー
ご飯を食べ終え、調べたアクセス通りJRの環状線に乗って弁天町へ移動、その後大阪メトロ中央線のコスモスクエア行きに乗り換えて大阪港まで、駅を降りて外に出たら、もうあの独特な形の建物が遠くに見えてて、風の強さに寒い〜とはしゃぎながら高塚さんの腕にしがみついてみる。海遊館のある天保山は海沿いなだけあって、外に出た途端の風の強さは大阪の街中とは段違い。
朝綾部から出てきて、電車を降りた瞬間は、あ、それほど寒くないかも?なんて思って。マンションから駅までの道も全然OKだったんだけど…高塚さんは
「そりゃそんなカーディガン1枚じゃ寒いよ」
と苦笑して、自分のダウンのファスナーを開けて中に入れてくれた。しっかり保温インナー着込んでるから風がなければ結構イケるんだけど…確かにボリュームがあるとは言えカーディガンに防風性はなくて…でも、高塚さんのダウンの中にぽふっと収まると、ポケットに突っ込んだ手で、ポケット越しにしっかり腰を抱き寄せられて、うわぁ、何この恋人感…と照れながら並んで歩いた。
朝綾部から出てきて、電車を降りた瞬間は、あ、それほど寒くないかも?なんて思って。マンションから駅までの道も全然OKだったんだけど…高塚さんは
「そりゃそんなカーディガン1枚じゃ寒いよ」
と苦笑して、自分のダウンのファスナーを開けて中に入れてくれた。しっかり保温インナー着込んでるから風がなければ結構イケるんだけど…確かにボリュームがあるとは言えカーディガンに防風性はなくて…でも、高塚さんのダウンの中にぽふっと収まると、ポケットに突っ込んだ手で、ポケット越しにしっかり腰を抱き寄せられて、うわぁ、何この恋人感…と照れながら並んで歩いた。