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50センチの距離
第34章 ジンベエラテ ー海遊館デートー
コートのポケットに繋いだ手を入れて貰って歩く、とか憧れたけど、なんか更に包み込まれてる感じ…ラブラブカップル〜‼︎なんてテンション上がりながら、そのまま並んでチケットを買う。高塚さんが2枚買ってくれた。私も出すつもりでお財布を出すと、いいから、とお財布をしまえというような仕草をする。
「お昼も出してくれたのに…」
「俺だって毎回全額出せるほど稼いでるわけじゃないけどさ。初めてのデートくらいカッコつけさせて。」
と笑う。だから素直にありがとうございます、とお財布をしまってチケットを受け取った。
改札みたいな受付でチケットをちぎってもらい、入場する。半券はバッグにしまった。
順路の矢印に従って歩いて行くと、緩やかなスロープで地下に向かって降りてく感じ。左右に大きな水槽があって、ヒトもそこそこいたけど、ギュウギュウで見難いワケでもなくて。
どこまでも蒼い幻想的な景色に思わず感嘆の声が出た。
「お昼も出してくれたのに…」
「俺だって毎回全額出せるほど稼いでるわけじゃないけどさ。初めてのデートくらいカッコつけさせて。」
と笑う。だから素直にありがとうございます、とお財布をしまってチケットを受け取った。
改札みたいな受付でチケットをちぎってもらい、入場する。半券はバッグにしまった。
順路の矢印に従って歩いて行くと、緩やかなスロープで地下に向かって降りてく感じ。左右に大きな水槽があって、ヒトもそこそこいたけど、ギュウギュウで見難いワケでもなくて。
どこまでも蒼い幻想的な景色に思わず感嘆の声が出た。