この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
50センチの距離
第34章 ジンベエラテ ー海遊館デートー
再び薄暗い別世界に浸りながら、歩いてるとラッコゾーンに来た。
アクティブに泳ぎ回るラッコを指差して笑う。
一方で同じ空間とは思えないほど静かに眠るラッコのカップル(?)がいて。水面にプカプカ漂いながら、2匹が仲良く手を繋いで眠ってた。ラッコは流されないように群れの仲間と手を繋いで寝ます、という説明書きを見て、かわい…と呟く。
「アレ…見て…」
高塚さんに促されて見た先には、眠ってた1匹が目覚めてぼんやりとした目であたりを見回して、再びウトウトする姿。その時確かめるように隣の手を手探りで探して、握って安心したようにスゥッと眠りに落ちる。
「何アレ…かわいすぎか‼︎」
「かわいいな。」
「…キュン死ぬ…」
「え?何?」
「いえナニも…」
喋りながらゆっくり展示を見て回って、時計を見た高塚さんが、そろそろ出ようか、と言ったのはもう夕方、5時半を過ぎてて。
「出る前にさっきのラテ!」
とドリンクスタンドに戻ってジンベエラテを2つ買う。コレだけは絶対私が払う!と死守した。て言っても2つで千円もしないんだけど…
ラテを飲みながら外に出ると、もう暗かった。
アクティブに泳ぎ回るラッコを指差して笑う。
一方で同じ空間とは思えないほど静かに眠るラッコのカップル(?)がいて。水面にプカプカ漂いながら、2匹が仲良く手を繋いで眠ってた。ラッコは流されないように群れの仲間と手を繋いで寝ます、という説明書きを見て、かわい…と呟く。
「アレ…見て…」
高塚さんに促されて見た先には、眠ってた1匹が目覚めてぼんやりとした目であたりを見回して、再びウトウトする姿。その時確かめるように隣の手を手探りで探して、握って安心したようにスゥッと眠りに落ちる。
「何アレ…かわいすぎか‼︎」
「かわいいな。」
「…キュン死ぬ…」
「え?何?」
「いえナニも…」
喋りながらゆっくり展示を見て回って、時計を見た高塚さんが、そろそろ出ようか、と言ったのはもう夕方、5時半を過ぎてて。
「出る前にさっきのラテ!」
とドリンクスタンドに戻ってジンベエラテを2つ買う。コレだけは絶対私が払う!と死守した。て言っても2つで千円もしないんだけど…
ラテを飲みながら外に出ると、もう暗かった。