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50センチの距離
第34章 ジンベエラテ ー海遊館デートー
「ふぁ…もう暗い…」
「うん。イルミネーションが綺麗だな…」
天保山の大きな観覧車が、イルミネーションの一部に見える。
ヒトはパラパラ居たけど、暗くなるとカップルが目立つ。
家族連れは明るいうちに帰るか、イルミネーションに魅入る事もなく帰路を急ぐ。
暗がりに紛れてピッタリくっついてるカップルばっかりだった。
…てか、私たちもその内のひと組なんだよね…
相変わらず高塚さんのダウンの中に入れて貰って。
「もう少しコレ観たら…寒いし、ちょっと早いけど…晩飯、食いに行こうか…何か食べたいものある?」
「高塚さんのナポリタンが食べたいなぁ…」
「ナポリタン?…別にいいけど…せっかくのデートだし、この辺…はあんま店ないか…あ、でもあっちのマーケットプレイスの方に行けば色々あるはずだけど…」
「オンブラージュ、ダメですか?」
「ダメじゃないけど…初デートは大人しく飯食って家の近くまで送ってサヨウナラ、がイイかと思ってたから…いきなりウチなんか来たら、俺もう帰さないよ?」
高塚さんが悪戯っぽく笑った。
「うん。イルミネーションが綺麗だな…」
天保山の大きな観覧車が、イルミネーションの一部に見える。
ヒトはパラパラ居たけど、暗くなるとカップルが目立つ。
家族連れは明るいうちに帰るか、イルミネーションに魅入る事もなく帰路を急ぐ。
暗がりに紛れてピッタリくっついてるカップルばっかりだった。
…てか、私たちもその内のひと組なんだよね…
相変わらず高塚さんのダウンの中に入れて貰って。
「もう少しコレ観たら…寒いし、ちょっと早いけど…晩飯、食いに行こうか…何か食べたいものある?」
「高塚さんのナポリタンが食べたいなぁ…」
「ナポリタン?…別にいいけど…せっかくのデートだし、この辺…はあんま店ないか…あ、でもあっちのマーケットプレイスの方に行けば色々あるはずだけど…」
「オンブラージュ、ダメですか?」
「ダメじゃないけど…初デートは大人しく飯食って家の近くまで送ってサヨウナラ、がイイかと思ってたから…いきなりウチなんか来たら、俺もう帰さないよ?」
高塚さんが悪戯っぽく笑った。