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50センチの距離
第36章 第一部 終章  クロワッサンサンド ーアフォガートを添えてー
「恥ずかしい? 俺は嬉しい。チカが俺の愛撫でこんなトロトロになってくれてるの…」

高塚さんが私のことをチカって呼んだ…チヅカの、チカ…

なんか、かわいい。そういえば、昔はチカちゃんて呼ばれてた気がする…

高塚さんは、私の手を自分のボクサーパンツに持って行って、

「チカ、俺の、脱がしてみて。」

と言った。

私は恐る恐る両手で高塚さんのパンツを引っ張る。

ブルンッて感じで飛び出して来たそれを直視するのが恥ずかしい。

でも、先端にジワっと透明な雫が浮き上がって、その雫が細い糸を引いてツーって下に落ちるのを見ると、お預けくらってお口から涎を垂らしてる小動物みたいに見えて。無性に愛おしくなった。

そっ、とその雫を糸ごと指に絡め取り、先端をツルツルと撫でる。

「気持ちイイ…」

ピクピクと脈打つそれがピタピタとお臍を叩く。

「高塚さん…」

「チカ。好きだ。愛してる。」

高塚さんの首に両腕を絡めて抱きついた。
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