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50センチの距離
第36章 第一部 終章  クロワッサンサンド ーアフォガートを添えてー
結局、その後何回イかされたのかよく覚えてない。

だいぶ経ってから

「流石にもう限界…」

ベッドボードに手を伸ばして何かを取った、と思ったら、コンドームの小箱。ガサガサと開けて中身を出し、ピリッと千切った。
スルスルとつけると、もうぐちゃぐちゃの亀裂に、先端をスリスリと擦り付けて。
にゅく、にゅく、と先端だけを出したり入れたりしてるかと思ったら、グッと一気に挿入ってきて。

奥を突かれた私はまた仰け反る。

高塚さんがぶるっと身震いして。

「気持ちイイ…?」

トロンとした目で聞いてみたら、

「気持ちイイなんてもんじゃ…全部搾り取られそう!」

そうしたのは自分のくせに。

「…っくっ…ぁあっ!」

ずんずんと奥を突き上げながら、苦しそうに頰を歪める。
奥を突かれるのも気持ちよくて、ポイントに当たるたびにアッ、アッ、って声が出ちゃう。イッても休ませてくれないから余韻に浸る暇もなく、もうワケが分からなくなってた。

そんな状態がどのくらい続いたのか…高塚さんが苦しそうな顔で、私の腰を抱え込んだまま、動きがどんどん早くなる。
気持ち良すぎて…ヘンになりそうっ…
ガンガン突かれた次の瞬間、私をきつく抱き締めて、最後の瞬間を迎えた。

はぁー、と大きな溜息をついた高塚さんは、満足そうに微笑む。
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