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50センチの距離
第36章 第一部 終章 クロワッサンサンド ーアフォガートを添えてー
クロワッサンが大きくて香ばしい。
ボロボロ屑が落ちるからお皿の上に身を乗り出すようにしないと食べれない。
「おいひぃ〜」
「そりゃよかった。」
高塚さんは何口かでクロワッサンサンドを平らげ、ゆっくりコーヒーを飲んでる。
「足りなかったらもう1コ作ろうか?」
「…んー、コレとカフェオレで充分、かな?」
充分!と言い切らずに若干濁した語尾は、足りないわけじゃないんだけど食べれないコトはない、というニュアンス。でも、このサンドイッチをもう一つ食べられるかと言われたらそれもビミョー。
高塚さんはそれもきちんと汲み取って、クスクス笑いながら
「フルーツはないな…デザート…アフォガートなら作れるけど?アイス食べたい?」
と提案してくれる。
「食べたい!」
「んじゃ持ってくるわ。」
クロワッサンサンドを食べ終え、カフェオレを飲んでまったりする私に、高塚さんが食べ終えたお皿をトレイに乗せ、下に降りて、少し経ってからまた上がってくる。ガラスのコロンとしたマグカップの中に、バニラアイスとエスプレッソがかかってる。
「美味しそう…いただきまーす。」
ひと口食べると冷たくて、エスプレッソの苦味とバニラアイスの甘みのバランスが絶妙で美味しい!
「ん!美味しい!」
ボロボロ屑が落ちるからお皿の上に身を乗り出すようにしないと食べれない。
「おいひぃ〜」
「そりゃよかった。」
高塚さんは何口かでクロワッサンサンドを平らげ、ゆっくりコーヒーを飲んでる。
「足りなかったらもう1コ作ろうか?」
「…んー、コレとカフェオレで充分、かな?」
充分!と言い切らずに若干濁した語尾は、足りないわけじゃないんだけど食べれないコトはない、というニュアンス。でも、このサンドイッチをもう一つ食べられるかと言われたらそれもビミョー。
高塚さんはそれもきちんと汲み取って、クスクス笑いながら
「フルーツはないな…デザート…アフォガートなら作れるけど?アイス食べたい?」
と提案してくれる。
「食べたい!」
「んじゃ持ってくるわ。」
クロワッサンサンドを食べ終え、カフェオレを飲んでまったりする私に、高塚さんが食べ終えたお皿をトレイに乗せ、下に降りて、少し経ってからまた上がってくる。ガラスのコロンとしたマグカップの中に、バニラアイスとエスプレッソがかかってる。
「美味しそう…いただきまーす。」
ひと口食べると冷たくて、エスプレッソの苦味とバニラアイスの甘みのバランスが絶妙で美味しい!
「ん!美味しい!」