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50センチの距離
第6章 キーマカレー
「村上さん!ココ、素敵でしょ?」
にこやかに男に笑いかける。あぁ、いつもの野田さんだ…
「ホントだ、会社の近くにこんな店があったなんてな。」
「高塚さん!今日のランチ、2人前お願いします!」
「え、あ、あぁ…今日は、キーマカレーですけど…」
「キーマカレー!村上さん、それで大丈夫ですか?」
「うん。」
野田さんと一緒に入って来た男(村上というらしい)は、野田さんと隣り合わせて座る。
スーツ姿の爽やかな男。
歳は20代半ば、ってとこ。野田さんより少し年上なくらいだろう。
傍目には、似合いの2人。
少なくとも俺なんかよりは、ずっと…
…て、何考えてんだ、俺!
野田さんに似合うとか似合わないとか、そんな関係じゃないだろ!
俺たちは、ただの、マスターと常連客。
ただ、それだけの……
にこやかに男に笑いかける。あぁ、いつもの野田さんだ…
「ホントだ、会社の近くにこんな店があったなんてな。」
「高塚さん!今日のランチ、2人前お願いします!」
「え、あ、あぁ…今日は、キーマカレーですけど…」
「キーマカレー!村上さん、それで大丈夫ですか?」
「うん。」
野田さんと一緒に入って来た男(村上というらしい)は、野田さんと隣り合わせて座る。
スーツ姿の爽やかな男。
歳は20代半ば、ってとこ。野田さんより少し年上なくらいだろう。
傍目には、似合いの2人。
少なくとも俺なんかよりは、ずっと…
…て、何考えてんだ、俺!
野田さんに似合うとか似合わないとか、そんな関係じゃないだろ!
俺たちは、ただの、マスターと常連客。
ただ、それだけの……