この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
50センチの距離
第6章 キーマカレー
普通はこんなサービスしないんだけど。
相手が野田さんだとつい世話焼いてしまう…
「えーと、そちらの男性も…辛かったら如何ですか…?」
「…あ、僕は大丈夫、です。お気遣いどうも。」
2人はその後もカレーを食べ、何か話していたが、俺は後片付けをして2人の会話を聞かないように努めた。
食べ終わった後、会計は当然のように男が払っていった。
あぁ、割勘で食う関係じゃ、ないんだ…
たったそれだけのことが、なんだか面白くなかった。
2人が帰った後、何でこんなにモヤモヤするんだろう、と考える。
妹が彼氏を連れてきて、複雑な兄貴の心境。
…違う。
そんなんじゃない。
いい加減認めろ。
相手が野田さんだとつい世話焼いてしまう…
「えーと、そちらの男性も…辛かったら如何ですか…?」
「…あ、僕は大丈夫、です。お気遣いどうも。」
2人はその後もカレーを食べ、何か話していたが、俺は後片付けをして2人の会話を聞かないように努めた。
食べ終わった後、会計は当然のように男が払っていった。
あぁ、割勘で食う関係じゃ、ないんだ…
たったそれだけのことが、なんだか面白くなかった。
2人が帰った後、何でこんなにモヤモヤするんだろう、と考える。
妹が彼氏を連れてきて、複雑な兄貴の心境。
…違う。
そんなんじゃない。
いい加減認めろ。