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50センチの距離
第38章 ホタルイカのペペロンチーノ
「さぁ…2千…5、600円取ってたんじゃないか…夜のパスタはだいたいそのくらいの値段帯だったと思うよ…トリュフとか高い食材使ってたら3000円は超えてたな。」
「2倍!いや、ここが半額って言うべき?すごいね、高塚さん、おトクだね!」
「まぁ、レストランの食事って単純に料理だけじゃなく、雰囲気とかサービスなんかも大事だろ。同じもんだからって喫茶店で同じ値段は取れないよ。それにちゃんとコスト計算はしてる。」
「じゃ、アルジャーノがぼってるってこと?」
「だから違うって。あれだけデカい器になると、人件費も設備にかかる費用もココとは段違いだ。1人で気ままにやってる店とはコスト計算も違ってくるよ。」
「そう言うもん?」
「ま、今はイタリアンだけじゃなく自分の作りたいもん作って、それを美味いって食ってくれるお客さんと対面で話しながら提供出来る、てのが嬉しいから割と薄利でやってるけどね。アルジャーノ時代は、コスト計算はマネージャーがしてたからイチ従業員は関与してなかった。新メニューのアイデアを出す時なんかは考えたけど、結局それが採用されても考えた時のままの値段ではなかったと思う…他のメニューとの釣り合いもあるし。」
「なるほど…」
「2倍!いや、ここが半額って言うべき?すごいね、高塚さん、おトクだね!」
「まぁ、レストランの食事って単純に料理だけじゃなく、雰囲気とかサービスなんかも大事だろ。同じもんだからって喫茶店で同じ値段は取れないよ。それにちゃんとコスト計算はしてる。」
「じゃ、アルジャーノがぼってるってこと?」
「だから違うって。あれだけデカい器になると、人件費も設備にかかる費用もココとは段違いだ。1人で気ままにやってる店とはコスト計算も違ってくるよ。」
「そう言うもん?」
「ま、今はイタリアンだけじゃなく自分の作りたいもん作って、それを美味いって食ってくれるお客さんと対面で話しながら提供出来る、てのが嬉しいから割と薄利でやってるけどね。アルジャーノ時代は、コスト計算はマネージャーがしてたからイチ従業員は関与してなかった。新メニューのアイデアを出す時なんかは考えたけど、結局それが採用されても考えた時のままの値段ではなかったと思う…他のメニューとの釣り合いもあるし。」
「なるほど…」