この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
50センチの距離
第40章 birthday cake
筆記体で書かれた店のロゴは、avenir…ア、ブ、…アヴニール、か…英語でもイタリア語でもない。語感からしてフランス語っぽいな…意味は知らんけど。何気なく見ると、ショーケースには結構なプライスカードのアクセサリーが並んでて、え?ココで買えって?と焦ったら、チカがコッチコッチ、と手招きする。
その一角に並んだアクセサリーは、小さなモチーフのネックレスやピアス、リングが並んでて、デザインは華奢な感じ。
値段帯も1万〜3万程度でプレゼントの予算としては妥当なライン。
チカがショーケースの中を覗いていると、上品な制服を着た店員が寄ってくる。

「お試しのものがございましたら、お出し致しますよ?」

「あ、じゃあ、この、リング…」

「はい、こちらですね。」

店員はポケットから鍵の束を出し、そのひとつでショーケースの鍵を開けた。
引き出しのようにショーケースが開き、下からグレーの布張りの台を出すとその中にチカの指さしたリングを出した。
小さいな…チカってそんな指細いのか…と思ったら、小指に嵌める。
「小指?」

「ん。」

「…指輪は…薬指じゃないの?」
/507ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ